

日産車は世界トップレベルの品質を持ち、メンテナンスフリー化が促進されている。たとえば、買ってからまったく定期点検を受けていないような乗りっ放しのクルマでも、特に支障もなく普通に走ってしまう。もともと定期点検を受けるという観念自体が、国産車には希薄に感じられるほどだ。その点、輸入車は乗りっ放しにすると調子を崩すことが多いので、定期点検は欠かせない。しかも、部品を輸入する費用やメカニックの使うマニュアル、トレーニングに使うテキストの翻訳・製作費用などを考えると、定期点検費が国産車より高価になる。特にポルシェ、フェラーリ、マセラティなどの高性能スポーツカーになると、定期点検をまともに受けないと後々大変なしっぺ返しを食らうことになるので、維持費に相当の余裕を持っていなければならない。さもなければ、クルマを買うことはできても思い切りスポーツードライビングを楽しむことができずに、歯がゆい思いをすることになる。故障などが起きたときには、修理費が捻出できずに不動車になってしまってはもともこもない。
某損保会社の家庭用自動車総合保険の「ご契約のしおり」を見ますと、同保険の人身傷害補償保険へいくら入ったらよいかの手引きとして、死亡事故への備えとしては5000万円から7000万円くらいの加入が必要と思われます。また、重度後遺障害への備えとしては1億1000万円から1億4000万円ぐらいの保険加入が必要だと思われますが、この場合には先のZ-6の(事例研究m)で触れたように保険金限度額は2倍になりますから、5000万円の人身傷害補償保険に入っておけば一応の備えにはなると思われます。「人身傷害補償保険」はできれば日本人全員に入って欲しい保険です。その意味は、万一自分や家族が自動車事故の犠牲になったときでも、あの厄介な「過失相殺」の制裁を受けないですむからです。また、人身傷害補償保険に5000万円人っていて、受けた損害が5000万円以上であればその超過分は加害者の付けている自動車損害賠償責任保険が払ってくれますので、死亡の場合には合計で8000万円の保険に入っている勘定になります。このように自分が入った人身傷害補償保険と相手方加害者の入った自動車損害賠償責任保険が重複して被害者の受けた損害をカバーしてくれる点は、後遺障害の場合も同じです。